1つよりも2つを組み合わせて
雪が降り始めた時は、暖炉の前で温まるのが一番です。アーテック社員は、温まるのではなく暖炉をスキャンしました。素晴らしい暖炉を複製することで、もっと多くの人々が美しい暖炉の前で温まることが出来るようになります。Artec MHスキャナと Sスキャナを使って、暖炉の装飾をスキャンし3Dモデルを作成しました。
暖炉は芸術です。複製を作る価値のあるものです。高さが約1.5mあり、複雑な飾りや細部で装飾されているので、スキャニングは挑戦でした。
アーテックは様々なサイズのスキャンを開発しているので、マッチ箱から車まで幅広い対象物をスキャンすることが出来ます。スキャンによって、サイズ及び画像深度が異なります。精度0.05㎜のSスキャナは小さい対象物を、Lスキャナは大きな対象物を数秒で撮影することができます。
Artec MHスキャナとSスキャナの両方を使用し、装飾付暖炉を完璧にスキャン出来ました。
MHスキャナで暖炉の大枠を撮り、彫刻の髪やドレスのレースといった装飾の細部はSスキャナで撮りました。
スキャニングは約10分で終わりました。アーテックスキャナはポータブルなので、あらゆる角度からスキャンした3Dデータを作成できます。対象物を撮影した後は、全てのフレームをArtec Studioに取り込みます。MHスキャナとSスキャナのデータの位置を調整し、暖炉の3Dモデルが完成します。
2つのスキャナを組み合わせると、細部を正確に捉えることができるので、大きくてかつデザインが細かい対象物のスキャンに効果的です。今回の3Dモデルは、暖炉の複製等に活用されます。またモスクワの大聖堂のケースのように、古代の大聖堂や記念碑を保存する目的で、アーテックスキャナは活用されています。