ロボティックアームにARTEC Spiderを固定してオートバイのエンジンをスキャン
ARTECハンドヘルドスキャナは、持ちやすいように設計されていますが、当社の顧客がロボットシステムにも簡単に取り付けられることを証明しました。
ARTECスキャナが自動スキャンシステムに組み込まれた最新例の1つとして、ノルウェーで3Dグラフィックス、印刷および彫刻を行う、NorNet社のケースがあります。これについては、以下のビデオでご覧ください。同社は木彫りや石膏像など博物館の展示物、または、市販されていない自動車部品をスキャンするため、最近、スキャナ「Spider」を購入しました。スキャンされたオブジェクトの3DモデルまたはCNC工作機械を使用し、このオブジェクトを複製します。
Spiderが期待どおりの機能を果たせるかを検証するため、NorNet社はスキャナをUniversal Robot 5 (UR5)ロボティックアームに取り付けて実験しました。その結果、ロボティックアームがプログラムしやすく安全性が高いと結論づけました。たとえば、ロボットが何かにぶつかると、動作を停止します。
「スキャンすべきものがたくさんあります。我々の目的はスキャンプロセスを自動化することです」NorNet社のベン=トミー・エリクセン社長が言及しました。「解像度が高いため、ARTEC Spiderを選びました。Spiderは木製表面の細部を感知するので作業に最適です。」
自動スキャンを行うために、エリクセン社長は非常に精巧な曲線や穴だらけの古いオートバイのエンジンを選びました。エンジンが回転台上に置かれ、Spiderをロボティックアームに固定し、オブジェクトの周囲で動かしました。Spiderを取り付けたロボットは、再スキャンが必要な箇所を特定し、最終モデルにある穴を排除するのでポストプロセスが簡単になります。
エリクセン社長は結果にとっても満足し、「ご覧のとおり、素晴らしい出来映えです」とコメントしました。