Artec 3Dが未加工スキャンデータを検査するレントゲンモードを搭載したArtec Studio 13をリリース
米カリフォルニア州サンタクララ、2018年9月10日 – プロ仕様の3Dスキャニングハードウェアおよびソフトウェアの世界的デベロッパー兼メーカーであるArtec 3Dは、本日、ハイテクでスムーズなワークフローを実現するArtec Studio 13ソフトウェアを発売します。刷新されたハイパワーアルゴリズムにより、ユーザーはオブジェクトの大きさや解像度にかかわらず、簡単に3Dデータの作成、編集、処理を行うことができます。このソフトウェアを使えば、5億ポリゴンのデータセットも問題なく処理できます。モデル作成に欠かせないツール、グローバルレジストレーションにより、スキャン状態が良くなくても、最大で250%より多くのオブジェクトの種類に対応することができます。さらに、従来のソフトウェアと比較し、グローバルレジストレーションは2倍、ファインレジストレーションは50倍高速に動作するため、ユーザーはデータ処理中にどんどんと作業を進めることができます。
レントゲンモード、3Dレーダーモード、刷新されたハイパワーアルゴリズム、グローバルレジストレーションにより、大容量の細かなディテールのある3Dデータをよりスピーディかつ簡単に処理することができるようになりました。
このソフトウェア最新版は業界初の「レントゲンモード」という新機能を搭載しており、ユーザーはデータ処理に入る前に、未加工のスキャンデータで問題となりそうな箇所を検査することができます。この新機能「レントゲンモード」では、被写体周辺のすべてのノイズを削除し、未加工スキャンデータを半透明で、確認すべき箇所のみを表示します。そのため、データ処理を開始する前、キャプチャ直後にデータ品質を簡単に確認し、オブジェクトで上手くキャプチャできていない箇所や、穴、ズレ、その他スキャン中に発生した問題のある箇所を瞬時に特定することができます。従って、極めて複雑なオブジェクトでさえ簡単にスキャンできます。
「Artec Studioがデータセットをフローレスに処理することができるようになったため、ユーザーは制限を感じることなく、大型オブジェクトをキャプチャ・処理することができる上、極めて高い解像度を実現します」と、Artec 3Dのアルテン・ユーヒン社長兼CEOは語ります。「レントゲンモード、刷新されたアルゴリズム、高度グローバルレジストレーション、これらすべての新機能により、大型オブジェクトや細かなディテールのあるオブジェクトをずっとスムーズかつ簡単にスキャンすることができます。スキャンスキルは関係ありません。Artecの3Dスキャナの性能を最大限に活用する、最高の補助ツールです」
この新機能「レントゲンモード」では、被写体周辺のすべてのノイズを削除し、未加工スキャンデータを半透明で、確認すべき箇所のみを表示します。
Artec Studio 11では、3Dデータの処理を完全自動で行うオートパイロットモードが導入されました。Artec Studio 13では、スキャンプロセスの全行程を一層シンプルにした3Dレーダーモードを導入しています。3Dレーダーモードはキャプチャ中のデータにディスタンスマップを投影し、最も正確な形状かつ鮮やかな色でキャプチャするのに最適なスキャナとオブジェクトの距離をユーザーに知らせます。スキャン中、この距離が近すぎるか、適切か、離れすぎているかにより、赤、緑、青の陰が表示されます。Artecスキャナの古い機種でもこの機能は使えるため、オブジェクトの3Dスキャンが初心者にも経験豊かなユーザーにも大幅に簡単になりました。さらに最高の品質でモデルを作成できるよう、マックスエラーモードも刷新され、特に注意が必要な箇所を自動的に検査、強調表示するため、さらに作業効率を高めることができます。
3Dレーダーモードはキャプチャ中のデータにディスタンスマップを投影し、最も正確な形状かつ鮮やかな色でキャプチャするのに最適なスキャナとオブジェクトの距離をユーザーに知らせます。
Artec Studio 13には、ユーザーのパソコン環境を自動的に検出します。パソコンに容量が足りない場合は、スマート3Dレンダリング機能がRAMに負担をかけないように作業し、大容量のデータ処理でもできるだけスムーズなユーザーエクスペリエンスを実現します。また、ユーザーは3Dモデルから簡単にDXFファイルを作成し、Design XやSOLIDWORKSなどのCADソフトウェアに非閉曲線でさえエクスポートすることができます。Artec Studio 13は、Artecの新製品、Artec RayやArtec Leoなど、Artecの長距離ハンドヘルドスキャナにも対応しています。