Artec 3D社CEOアート・ユーヒンが、BBC『クリック』でウクライナの文化遺産保存について語る
世界中が戦争に衝撃を受けて震撼する中、多くの企業が慈善事業を支援したり、募金活動の指揮を執ったりすることにより素早く行動を起こしています。そんな中、Artec 3D社はウクライナを支援する複数の手段に恵まれています。戦争犯罪の法医学的記録のために3Dスキャナを提供しているLUkraineとの人道的支援プロジェクトに加え、企業はウクライナの文化的遺産の更なる損傷や破壊、閉鎖が起こる前に、遺産をデジタル化する活動も行っています。
国内の芸術品や建築物、博物館、記念碑、教会や、その他多くのウクライナの文化遺産を保護する活動を行っている専門家やボランティアの方々と共に、Artec 3D社はパートナー企業であるKODA社やSkeiron社による、被害を受けやすい遺産のキャプチャを全面的に支援しています。KODA社は過去十三年間、Artec 3D社の献身的なパートナーとして活動しています。企業内のチームは戦争の勃発当初から、国内の歴史的建造物の法医学的記録やデジタル化など、最も急を要する課題に直面している地域にスキャン、ソフトウェアや専門知識を提供しています。Skeiron社も同様に、3Dスキャニングによりウクライナの遺産をデジタル保存する活動に専念しています。Artec社のパートナー企業とテクノロジーは、国内の異なる地域における文化施設や遺産となる場所の複製の作成に役立っています。
BBC製作番組『クリック』による大英博物館での最近のインタビューにおいて、Artec 3D社CEOのアート・ユーヒン(Art Yukhin)は国内の独自の遺産を保護し、戦線から(仮想的にではあるが)避難させる重要性を強調しました。ウクライナの独自の文化、言語や伝統は侵略が始まって以来、これまでにない価値を持ち始めました。紛争が続くにつれ、より多くの貴重な、掛け替えのない遺産が危険に晒されつつあり、多くの文化遺産が既に損傷を受けていることを考慮すれば、今は遺産の保護を通じて、国のアイデンティティの保護を行う必要のある事態である、とも言えるのです。
KODA社とSkeiron社のスキャニングの専門家も次々に起こる新しい課題に即座に反応し、遺産の将来的な修復や再構築を可能とするために、Artec Leoを使用して、非常に正確で写真のような現実感のある3Dスキャンデータの作成を行っています。また、世界の研究者や教育者、その他の人々が建築物や芸術品にアクセス可能となるよう、博物館の学芸員、図書館員やNGOがモデルをオンラインで提供することを支援するのも、3Dスキャニングのもう一つの用途です。この3Dデジタル化では仮想的な展示品をバックアップし、出版物を自由にアクセスできるようにしており、戦争、及び今や破壊され、永遠に失われる危険に晒されているウクライナの文化への関心を高めるには、最も効果的で画期的な方法です。