シビロイ国立公園の素晴らしい(絶滅危惧指定されてはいるが)動物達
最後に、シビロイ国立公園に今でも棲息している哺乳類のスキャンのスクリーンショットをお見せしよう。3D モデルをアップロードするにはインターネット接続環境が不安定なので、それは、会社に戻ってからのお楽しみ。
東アフリカの森林に性属しているアンテロープの一種のシマカモシカの頭蓋骨の 3D 画像細長い角をキャプチャするのが一番大変な作業だったとはいえ、きちんとキャプチャに成功。
ケニア北部にあるシビロイ国立公園にはサバンナに棲息する希少な大型哺乳類、魚、ワニ、水鳥が多種暮らしている。シビロイ国立公園は、その野生動物と先史時代の化石が豊富にあるというユニークさを認められて、UNESCO により世界遺産に登録されている。
現代アフリカンフォックスの頭蓋骨の 3D 画像
巨大な化石が埋まっている場所への2日間の旅行以外では、雨の後にできた大きな水溜りの近くで草を食んでいたシマウマの群れ、ガゼル数頭、ウサギ、リス、それから、エジブトガチョウぐらいで、あまり多くの野生動物には出会っていない。
現代キリンのテクスチャ付き 3D 画像
一方、幼い子供やティーンエイジャーに率いられて歩くヤギや牛の群れはあちこちで見かけた。もっとも、僕らの車に気が付くと、動物も人も一緒に逃げて行ってしまった。ルイーズ博士は、どの家も守っていないが、シビロイ敷地内での家畜の放牧を禁止する規則があると説明してくれた。
牛飼いやヤギ飼いは自分の家畜を守るために肉食獣を撃ち殺してしまうため、放牧は野生動物を消滅させてしまうのだ。また、彼らは、自分の財産である家畜を殺すのではなく、野生動物を撃ち殺して食べる。これが理由で、この10年だけで見ても、保護区内でほとんどの野生動物がいなくなってしまった。ライオンはもう長い間、その姿は確認されておらず、象とサイは消滅し、かつてはあちこちでその姿を見ることができたアンテロープやガゼルは、現在では、ほとんど見ることはできず、人間を非常に恐れている。
地元のレンジャーはこの規則を守らない人々を罰する権限を持たず、彼らにできるのは、彼らに警告し、家畜を連れてシビロイから出るように頼むことだけだ。特に生真面目なレンジャーは、シビロイの境界線まで牛飼い/ヤギ飼いを見送るが、そこまでするレンジャーは稀だ。これらすべてが公園を破壊している。
3D スキャンしたオグロヌー