アーテックとナルニア国物語
児童文学が映画化されると、勇敢なヒーローを一目見ようと家族みんなで映画館に足を運びます。2010年公開のナルニア国物語の撮影にArtec Lスキャナが使用され、我々は子供達の夢が現実となる瞬間を経験しました。
ファンタジー小説を映像化することは大変難しいことです。恐らく映画ディレクターMichael Aptedも、C.S.ルイスの小説『ナルニア国物語』を映画化するにあたり、その困難さを感じたことでしょう。このファンタジーシリーズは1949年から1954年にかけて全7巻が刊行され、動物が話す架空の世界ナルニアを舞台に子供が経験する冒険を描いています。
オーストラリアのアーテック正規販売店Qubicは、3DスキャンニングサービスプロバイダーであるWYSIWYG 3Dと共同で、クイーンズランド州ゴールドコーストでナルニア国物語の制作に関わりました。Artec Lスキャナを使用し俳優達や小道具をスキャンしました。俳優達のスキャンは、撮影の合間にサウンドステージで手早く行われました。撮影場所を移動するために荷造りしている時間はありません。俳優の全身をたったの20秒でスキャンし、そのキャラクターを正確に捉えました。
Artec Lスキャナは、暗くて毛皮状の衣装やシースルードレスのスキャンに成功しました。レーザースキャナでは不可能なことです。Lスキャナは光線も撮影出来ます。
20世紀フォックス配給『ナルニア国物語-アスラン王と魔法の鳥』は、シリーズの第3章です。全7巻のファンタジー小説のうち、3巻まで映画化されました。次の映画化を、観客もスキャナも楽しみに待っています!