イカゲームのモデル
ハロウィンの日や、コスチュームパーティーに出かけるとき、もしくはコスプレをする際など、ちょっとおめかしをする機会は私達に常にあります。今回私達はArtec Evaを私達のチームメンバーの1人のもとへ持って行き、今話題になっているこれらのジャンプスーツをモデル化してみないかと話を持ちかけました(「絶対、いい感じになるはずだから!」と勧誘して)。それからわずか数分後、私達は今非常に人気のあるNetflixシリーズの「イカゲーム」にインスパイアされた、これらの見事なフルカラーの3Dモデルを作成することができました。これはまだこのドラマを鑑賞していない方にとってネタバレのないモデル作品ですので、その点はご心配なく。
Artec Evaは、今回私達が行ったようなタスクに最適なスキャナです。Evaの3Dポイント精度は最大0.1mmで、3D解像度は最大0.2mmです。このスキャナは構造化光スキャン技術に基づく、軽量で高速、そして多用途の3Dスキャナです。また、このスキャナは表面が黒く光沢のあるオブジェクトなどの通常はスキャンが難しいオブジェクトでもキャプチャできてしまう、信頼性の高い万能ソリューションです。
さらに重要なことに、このスキャナのデータ取得速度は1秒あたりなんと1800万ポイントに達します。ちなみにこのようなプロジェクトでは、スキャンプロセス全体を通してモデルの人が完全に静止しなければならないので、データ取得速度は非常に重要になります。したがって、データを迅速かつ正確にキャプチャできるスキャナがない場合は、スキャンが終了するころにはモデルの人の体にガタがきて、整体師に見てもらうハメになるかもしれません。
率直に言って、このドラマシリーズに出てきた最初のゲームで被験者達の静止能力が彼らの生死にかかわっていたように、このスキャンの結果もまさに被験者の静止能力にかかっていると言っていいでしょう。しかも私達のこの特定のケースでは、モデルにオブジェクトまで手に持たせていました。しかしありがたいことに、すべてのスキャナは可能な限り軽量になるように設計されています。
私達の今回のプロジェクトをインスパイアさせたこのNetflixシリーズは、子供向けのゲームに基づいていたものでした。そんな中、Evaも他のスキャナには困難なスキャンタスクをまるで子供遊びであるかのように簡単にスキャンをしてしまいます。これらの状況をもとに、なにか気のきいたダジャレでもお披露目したいところですが・・・。ここはただシンプルに、今回の結果に私達は非常に満足していますとだけ言っておきます。
ライセンス
クリエイティブ・コモンズ 表示 4.0 ライセンスの下、アトリビューション(出典がArtec 3Dであることの明記)と弊社のウェブサイトのリンクを表示していただくだけで、この3Dモデルを無料でご利用いただけます。
イカゲームのモデル 出典 Artec 3D