EGR金属製接続パイプ
慎重に設計された工業部品であり、ディーゼルエンジンにおいてEGRが機能するための必需品である本接続パイプはエンジン室にぴったり納まり、排気マニホルドをEGRバルブに接続します。
10 × 11 × 13.5 cmの寸法を持つ、この曲面のある導管をスキャンすることは容易ではありません。ステンレス製であり、滑らかで光沢のある仕上げが施された部分も有しています。しかし、それにもかかわらず、この導管はArtec Micro IIによって簡単に、極めて詳細な形で15分の間に素早くスキャンされ、驚くような3Dモデルへとその姿を変えました。3Dデータキャプチャを最適化するため、導管は3D印刷された締め具によりスキャナの回転式プラットフォームへと固定され、Artec Studioにおいては『大規模オブジェクト-複雑形状(Large object-complex)』モードが選択されました。
約一時間を要した処理過程では締め具のスキャンデータの消去、並びに導管のスキャンデータの座標合わせが行われた後、キーフレーム率0.5の設定によるグローバル位置合わせが行われました。この設定により、スキャンデータからの全フレームの内の50%が使用されることで、フレーム位置合わせの質が改善されます。最後の仕上げとして、新しいスマートメッシュ化(Smart Fusion)機能がパラメータ値0.07ミリメートルで利用され、高品質で正確な導管の複製が完成しました。
結果として、極めて小さいディテールすべてが最高の解像度でレンダリングされ、リバースエンジニアリング、品質検査、迅速なプロトタイピングに加え、常に更なるレベルの精度を要求される、その他の用途でのパーツのスキャンにおいて五ミクロンの精度を提供する唯一無二の卓上型スキャナである、Artec Micro IIの能力の証となりました。
ライセンス
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EGR金属製接続パイプ 出典 Artec 3D